“眠入”の読み方と例文
読み方割合
ねい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
浮舟の姫君はめんどうな性質の人であると聞いていた老尼の所でうつ伏しになっているのであったが、眠入ねいることなどはむろんできない。
源氏物語:55 手習 (新字新仮名) / 紫式部(著)
ほどな「れぷろぼす」のたなごころが、よく眠入ねいつたわらんべをかいのせて、星空の下から悠々と下りて来たこともおぢやると申す。
きりしとほろ上人伝 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
それらの旅人たびびとは、ゆくさきいそいでいます。けれどつかれて、よく眠入ねいっているものもあります。うちには、子供こども父親ちちおやかえるのをっているのもあります。
王さまの感心された話 (新字新仮名) / 小川未明(著)