“眠流”の読み方と例文
読み方割合
ねむりなが100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上田の市中でも、月送りの八月六日の夕七夕祭を行うが、翌朝未明にそのささを流しに行って、川で泳ぐことを眠流ねむりながしと呼んでいる。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
その中でも眠流ねむりながしまたはネブタ流しというのが、これからそろそろ始まる夜仕事に、坐睡いねむりの出ぬまじないだったことは、前に信州随筆という本に詳しく書いておいた。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
送りの式をせぬと気が済まぬように感じ、かつ次第にこの方へ重きをおいて、第一次の分を簡略にする結果を見たので、言いかえると七日の眠流ねむりながしの方が、一つ古い形であったのだが
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)