すっ)” の例文
亥「冗談じゃアねえ知らしてくれゝばくせ鰹節かつぶしの一本かすっぺい酒の一杯いっぺいでも持って、旦那お芽出度めでとうござえやすと云って来たものを」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
そのすっぱそうな顔を見ると、勇敢なる騎士が恋の成功を納めたとは受取れません。
傳「うだい、大変大きな握飯むすびじゃないか、もっと幾つにもしてくれゝばいゝに、梅干は真赤まっかで堅いねえ、あゝすっぱい、案内者あんないしゃさんの握飯は大きいねえ」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
右「へい、甘いようなすっぱいような変ですなア、へえ、これが会津から来るので」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)