“茶粥”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちゃがゆ50.0%
ちゃかゆ33.3%
ちやがゆ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すぐ背後うしろの土間じゃ七十を越した祖母ばあさんが、おひつの底の、こそげ粒で、茶粥ちゃがゆとは行きません、みぞれ雑炊を煮てござる。前々年、うちが焼けて、次の年、父親がなくなって、まるで、掘立小屋だろう。
縷紅新草 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
第七 茶粥ちゃかゆ と申すのはいたって淡泊なもので、これは最初によくほうじた番茶を袋に入れて水と一緒いっしょによく煎出にだして一旦いったんその袋をげます。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
囲炉裏のなべでうまい茶粥ちやがゆを煮るでせう。
智恵子抄 (新字旧仮名) / 高村光太郎(著)