“涕泗”の読み方と例文
読み方割合
ていし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
弟は東獄につながれて死し、兄は西海に向って投ず。死その地をことにすといえども、同じくこれ皇恩にむくゆ。ああ、吾が身いまだ死せず、感慕涕泗ていし流る。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
『淵鑑類函』四三六には、宋の太宗の愛犬、帝朝に坐するごとに必ずまず尾をって吠えて人を静めた。帝病むに及びこの犬食せず、崩ずるに及び号呼涕泗ていしして疲瘠ひせきす。