“孤蝶”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こてふ66.7%
こちょう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
石垣の上にはても無く本箱を載せた、僕が其処そこを通る度に何時いつも馬場孤蝶こてふ君と一緒にのぞき込まないのを遺憾に思ふ名物の古本屋の前にはうぞろぞろと人だかりがして居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
わたしの孤蝶こてふ先生は
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
同君歿後ぼつごに、馬場孤蝶こちょう君は交遊の日のことを追想して、こんなに亡くなった後になってよく思い出すところを見ると、やはりあの男には人と異なったところがあったと見えると言われたのも同感だ。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)