“頬髯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほおひげ83.7%
ほゝひげ9.3%
ほほひげ7.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし権兵衛さんは、頬髯ほおひげうずまった青白い顔に、陰性のすごい眼を光らせてにらみつけるばかりで、微笑を浮かべた事さえなかった。
大人の眼と子供の眼 (新字新仮名) / 水上滝太郎(著)
髮はすつかり白く、まだ黒い眉と頬髯ほゝひげが“Père noble dehéâtre”(芝居に出て來る上品な父親)と云つた風な容子を與へてゐる。
扉を邪慳じゃけんに締めるなら締めろ。そんなことは平気だ。窓ガラスを透して、頬髯ほほひげやした貴様の支配人づらが、唇をもぐもぐさせているのを一瞥いちべつする。