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頬髯
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ほゝひげ
ふりがな文庫
“
頬髯
(
ほゝひげ
)” の例文
髮はすつかり白く、まだ黒い眉と
頬髯
(
ほゝひげ
)
が“Père noble dehéâtre”(芝居に出て來る上品な父親)と云つた風な容子を與へてゐる。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
船橋
(
せんけう
)
の
上
(
うへ
)
にはビール
樽
(
だる
)
のやうに
肥滿
(
ひまん
)
した
船長
(
せんちやう
)
が、
赤
(
あか
)
き
頬髯
(
ほゝひげ
)
を
捻
(
ひね
)
りつゝ
傲然
(
がうぜん
)
と四
方
(
はう
)
を
睥睨
(
へいげい
)
して
居
(
を
)
る。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
此
(
こ
)
の
代診
(
だいしん
)
は
脊
(
せ
)
の
小
(
ちひ
)
さい、
丸
(
まる
)
く
肥
(
ふと
)
つた
男
(
をとこ
)
、
頬髯
(
ほゝひげ
)
を
綺麗
(
きれい
)
に
剃
(
そ
)
つて、
丸
(
まる
)
い
顏
(
かほ
)
は
毎
(
いつ
)
も
好
(
よ
)
く
洗
(
あら
)
はれてゐて、
其
(
そ
)
の
氣取
(
きど
)
つた
樣子
(
やうす
)
で、
新
(
あたら
)
しいゆつとりした
衣服
(
いふく
)
を
着
(
つ
)
け、
白
(
しろ
)
の
襟飾
(
えりかざり
)
をした
所
(
ところ
)
は
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
彼
(
か
)
の黒影はヤガて外套を脱して、一室の扉を押せり、室内は燈火
明々
(
めい/\
)
として、
未
(
いま
)
だ官服のまゝなる主人は、燃え盛る
暖炉
(
だんろ
)
の側に安然と身を大椅子に投げて、針の如き
頬髯
(
ほゝひげ
)
撫で廻はしつゝあり
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
頬
部首:⾴
15画
髯
漢検1級
部首:⾽
15画
“頬”で始まる語句
頬
頬杖
頬冠
頬張
頬被
頬辺
頬骨
頬白
頬桁
頬笑