“脛当”のいろいろな読み方と例文
旧字:脛當
読み方割合
すねあて83.3%
すねあ10.0%
はぎあて6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その一つは、萌黄匂もえぎにおいよろいで、それに鍬形くわがた五枚立のかぶとを載せたほか、毘沙門篠びしゃもんしのの両籠罩こて小袴こばかま脛当すねあて鞠沓まりぐつまでもつけた本格の武者装束。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
野太刀を横たえ弓矢を持ち、脛当すねあてを着けているだけで、部落の人達と大差がない。兎が二三羽殺されている。彼らが射て取った獲物らしい。
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
薬売りの持つ旅つづら一つになって、それに似合う下人げにん脛当はぎあてを着け、野太刀ひと腰さしていた。
日本名婦伝:大楠公夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)