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すねあ
ふりがな文庫
“すねあ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
脛当
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
脛当
(逆引き)
野太刀を横たえ弓矢を持ち、
脛当
(
すねあ
)
てを着けているだけで、部落の人達と大差がない。兎が二三羽殺されている。彼らが射て取った獲物らしい。
任侠二刀流
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
これに勇気を
猟
(
か
)
り立てられ、窮鼡の多治見の郎党ばらは、
籠手
(
こて
)
脛当
(
すねあ
)
てそこそこにして、太刀を抜き長柄を
揮
(
ふる
)
い、槍をしごいて館を走り出で、ヒタヒタと門ぎわへ押し出した。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
腹巻き一つ着けたもの、
小手
(
こて
)
脛当
(
すねあ
)
てだけ付けた者、そうかと思うと半裸体の乞食非人さながらの者、それがいずれも意気
軒昂
(
けんこう
)
と、血まみれの槍や刀を
携
(
たずさ
)
え
屯
(
たむ
)
ろしているのでございます
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
騎馬武者は
甲冑
(
かっちゅう
)
を
鎧
(
よろ
)
っていた。しかしそれとて名ばかりで、満足なものは一人もない。ある者は
甲
(
かぶと
)
だけ猪首に着なし、鎧も
脛当
(
すねあ
)
てもあてていない。ある者は鎧の胴だけ着けて、甲なしの鉢巻であった。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
脛当
(
すねあ
)
てのあてたまま斬られている脚!
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
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