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頬鬚
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ほほひげ
ふりがな文庫
“
頬鬚
(
ほほひげ
)” の例文
濃い眉毛、黒い大きな
頬鬚
(
ほほひげ
)
、ぎろりとした目、下半面がつき出た顔、そしてそれらの上に言葉に現わせない落ち着いた様子が漂っていた。
レ・ミゼラブル:04 第一部 ファンテーヌ
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
半白の
頬鬚
(
ほほひげ
)
を蓄へた主人役の伯爵が、胸間に幾つかの勲章を帯びて、
路易
(
ルイ
)
十五世式の装ひを
凝
(
こ
)
らした年上の伯爵夫人と一しよに、
大様
(
おほやう
)
に客を迎へてゐた。
舞踏会
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
手を振り
体
(
たい
)
を練りつゝ篠田は静かに歩みを運び
来
(
きた
)
る、
市
(
いち
)
に見る職工の
筒袖
(
つつそで
)
、古画に見る予言者の
頬鬚
(
ほほひげ
)
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
黒餅
(
こくもち
)
に
立沢瀉
(
たちおもだか
)
の
黒紬
(
くろつむぎ
)
の羽織着たるがかく言ひて示すところあるが如き微笑を
洩
(
もら
)
せり。甘糟と呼れたるは、
茶柳条
(
ちやじま
)
の
仙台平
(
せんだいひら
)
の袴を着けたる、この中にて
独
(
ひと
)
り
頬鬚
(
ほほひげ
)
の
厳
(
いかめし
)
きを
蓄
(
たくは
)
ふる紳士なり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
と、大尉は伸びた
頬鬚
(
ほほひげ
)
をなでまわした。
秘境の日輪旗
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
頬
部首:⾴
15画
鬚
漢検1級
部首:⾽
22画
“頬”で始まる語句
頬
頬杖
頬冠
頬張
頬被
頬辺
頬骨
頬白
頬髯
頬桁