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鉄縁
ふりがな文庫
“鉄縁”の読み方と例文
読み方
割合
てつぶち
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
てつぶち
(逆引き)
冬子が
注
(
つ
)
いで出す茶を一杯飲んで、忠一は
鉄縁
(
てつぶち
)
の眼鏡を掛け直しながら、今や本論に
入
(
い
)
ろうとする時、
彼
(
か
)
の七兵衛が
襖
(
ふすま
)
から顔を出した。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
年はもう五十を越しているのであろう、
鉄縁
(
てつぶち
)
のパンス・ネエをかけた、鶏のように顔の赤い、短い
頬鬚
(
ほおひげ
)
のある
仏蘭西
(
フランス
)
人である。
少年
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
ズット前から、度が弱くなっていた古い
鉄縁
(
てつぶち
)
の老眼鏡は、ちょうどそこいらに焦点が合うらしく、その
鬚
(
ひげ
)
だらけのルンペンの口元がよくわかった。
老巡査
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
鉄縁(てつぶち)の例文をもっと
(9作品)
見る
鉄
常用漢字
小3
部首:⾦
13画
縁
常用漢字
中学
部首:⽷
15画
“鉄”で始まる語句
鉄
鉄瓶
鉄漿
鉄槌
鉄砲
鉄棒
鉄扉
鉄格子
鉄鎚
鉄柵
“鉄縁”のふりがなが多い著者
夢野久作
久生十蘭
夏目漱石
芥川竜之介
田山花袋
岡本綺堂