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てつぶち
ふりがな文庫
“てつぶち”の漢字の書き方と例文
語句
割合
鉄縁
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鉄縁
(逆引き)
「はい、今日は」といいながら寄って来たのは、
鉄縁
(
てつぶち
)
眼鏡をかけた半白の老人。村役場の
傭書記
(
やといしょき
)
、小学校の理科の先生、——そういった
実体
(
じってい
)
な人物。
ノンシャラン道中記:07 アルプスの潜水夫 ――モンブラン登山の巻
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
新しく出来た住職は、四十二三位で、延びた五分刈頭、
鉄縁
(
てつぶち
)
の強度の眼鏡、
単衣
(
ひとへ
)
にぐる/\巻いたへこ帯、ちよつと見ては
何
(
ど
)
うしても僧侶とは思へないやうな
風采
(
ふうさい
)
であつた。
ある僧の奇蹟
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
健三の
這入
(
はい
)
って来るのを見た彼は、すぐ読み懸けの本を伏せて、
鉄縁
(
てつぶち
)
の
眼鏡
(
めがね
)
を外した。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
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