“かぐらし”の漢字の書き方と例文
語句割合
神楽師100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
神楽は村の能狂言のうきょうげん、神官が家元で、村の器用な若者等が神楽師かぐらしをする。無口で大兵の鉄さんが気軽に太鼓をうったり、気軽の亀さんが髪髯かみひげ蓬々ぼうぼうとした面をかぶって真面目に舞台に立ちはだかる。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
「あの奥に泊めてある阿佐ヶ谷村の神楽師かぐらしども、田舎能いなかのう真似まねほどはするであろう。あれをここへ呼んで、笛、小鼓。わしも舞おう、月江もうたえ」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
神楽師かぐらしとは言いながら、変り種ばかり集まっていますから、神楽師にしては人間が大風おおふうだと思召おぼしめすかも知れません、事実、神楽は道楽のようなもので
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)