“だいかぐら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
太神楽50.0%
大神楽33.3%
太神樂10.0%
大神樂6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それより余は館に行きて仮店かりみせ太神楽だいかぐらなどの催しに興の尽くる時もなくけて泥の氷りたる上を踏みつつ帰りしは十二年前の二月十一日の事なりき。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
葛西かさいから婿に来る前は、大神楽だいかぐらの一座にいたそうで、道化は天稟の名人、潮吹ひょっとこの面を冠って、倶利迦羅紋々くりからもんもんの素肌を自慢の勇みの間に交り、二つの扇を持って
さういふ人達が寄つてたかつて、太神樂だいかぐらの道化役にも使ひ、とりいちの熊手のかざりにまで引張り出す。折角をかしみのある女の風情も、長い間に磨り減らされ、踏みにじられてしまつた。
桃の雫 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
のうじゆつこれも藝人げいにんはのがれぬ、よか/\あめ輕業師かるわざし人形にんげうつかひ大神樂だいかぐら住吉すみよしをどりに角兵衞獅子かくべいじゝ、おもひおもひの扮粧いでたちして、縮緬ちりめん透綾すきや伊達だてもあれば、薩摩さつまがすりのあら黒繻子くろじゆす幅狹帶はゞせまおび
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)