オカミ)” の例文
宏子は、客間へとんでゆきたい自分の心をやっと押えながら、ああちゃーんと泣き立てる弟をおさえつけ、そんなに泣くと狼が来るわよとおどした。オカミいやーんと弟は泣く。
海流 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)