煙突えんとつ
戦災で三田の木造校舎を全焼したぼくらの中学校は、終戦後、同じ私学の組織下の小学校に、一時同居することになった。昭和二十年十月一日から、だからかつて五反田の家から通っていた天現寺の小学校に、ぼくは今度は中学三年生として、疎開先の二宮から片道二 …
作品に特徴的な語句
うつ 薄氷うすらい 一箇いっこ 黄昏たそが 鮨詰すしづ とま さき うさぎ こご わか かたく つる 日射ひざ から おぼ 蒼白そうはく 繊弱せんじゃく こわ かげ 濛々もうもう 黴菌ばいきん 瀟洒しょうしゃ 無為むい 焦躁しょうそう 煙草たばこ 煤煙ばいえん ただ 爽快そうかい 狡猾こうかつ 狷介けんかい 瓦礫がれき 生毛うぶげ 甲高かんだか やま 疼痛とうつう 白堊はくあ まゆ 真似まね 真向まっこう 真赤まっか まぶ ひとみ ねむ にら 睫毛まつげ 確乎かっこ 空咳からせき 窪地くぼち あわ 粟飯あわめし 糺弾きゅうだん 羞恥しゅうち きも わき 一瞥いちべつ ひげ 驚愕きょうがく 食餌しょくじ 颯爽さっそう かぜ 顛落てんらく あご ほお さや 静謐せいひつ もや 霞町かすみちょう すみ 陰鬱いんうつ 闇米やみごめ にしき おもり やしき はる ろう 膠着こうちゃく 色褪いろあ こけ 苛立いらだ 茫々ぼうぼう 茫洋ぼうよう 茫漠ぼうばく きざ ふた 躊躇ちゅうちょ 足枷あしかせ