“茫々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぼうぼう82.1%
ばう/\9.4%
ばうばう5.1%
ぼう/\2.6%
ばう/″\0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吾人かつて各地に遊びその封建城下なるものを見るに、寂寞(せきばく)たる空壕(くうごう)、破屋、秋草茫々(ぼうぼう)のうちにおのずから過去社会の遺形を残せり。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
茫々(ばう/\)たる雪上何を目的(めあて)にしてかくはするぞと問(と)ひしに、目あてとする事はしらず、たゞ心にこゝぞとおもふ所その坪にはづれし事なしといへり。
混沌(こんとん)といはうか、渺漠(べうばく)といはうか、一目茫々(ばうばう)たる国土を見おろしたが、その時にも到頭雁が飛ばなかつた。
雷談義 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
鼻(はな)の下だの、眉毛(まゆげ)の辺だのには、逞(たくま)しいむく毛(げ)が茫々(ぼう/\)と生えて、人間の顔のような感じはしない。
小僧の夢 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
浜の方(はう)を望めば、砂洲(さしう)茫々(ばう/″\)として白し。何処(どこ)やらに俚歌(りか)を唱(うた)ふ声あり。
花月の夜 (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)