“茫々乎”の読み方と例文
読み方割合
ぼうぼうこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
相手の溜息も沈んだ顔色も、てんで目に入らないように、天井を眺めながら、茫々乎ぼうぼうことしてひかえている。相手がきりだすまで、十年でも二十年でもゆっくり待つ気と見える。
顎十郎捕物帳:10 野伏大名 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)