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薄茫乎
ふりがな文庫
“薄茫乎”の読み方と例文
読み方
割合
うすぼんやり
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うすぼんやり
(逆引き)
内部からはいと答える四十女らしい者の
婀娜
(
あだ
)
めいた声が聞えて来、夫迄消えていた軒灯にぽっと灯が這入りまして、私達の立って居る所が
薄茫乎
(
うすぼんやり
)
と明るくなりました。
陳情書
(新字新仮名)
/
西尾正
(著)
この町の
賑
(
にぎや
)
かな店々の
赫
(
かっ
)
と明るい
果
(
はて
)
を、
縦筋
(
たてすじ
)
に暗く
劃
(
くぎ
)
った
一条
(
ひとすじ
)
の
路
(
みち
)
を隔てて、
数百
(
すひゃく
)
の
燈火
(
ともしび
)
の
織目
(
おりめ
)
から
抜出
(
ぬけだ
)
したような
薄茫乎
(
うすぼんやり
)
として灰色の
隈
(
くま
)
が
暗夜
(
やみ
)
に
漾
(
ただよ
)
う、まばらな
人立
(
ひとだち
)
を前に控えて
国貞えがく
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
薄茫乎(うすぼんやり)の例文をもっと
(2作品)
見る
薄
常用漢字
中学
部首:⾋
16画
茫
漢検1級
部首:⾋
9画
乎
漢検準1級
部首:⼃
5画
“薄茫”で始まる語句
薄茫然
検索の候補
茫乎
茫乎漠然
薄茫然
茫々乎
“薄茫乎”のふりがなが多い著者
西尾正
泉鏡花