“砂洲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さす62.5%
すなず12.5%
さしう12.5%
デルタ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひろびろとした白い砂洲さすを両わきに見ていよいよ海にはいろうとする。そのとき、河は、水脈を受けて立ちすくむかと見えた。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
幼い時から、中学を卒業するまで、自分はほとんど毎日のように、あの川を見た。水と船と橋と砂洲すなずと、水の上に生まれて水の上に暮しているあわただしい人々の生活とを見た。
大川の水 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
浜のはうを望めば、砂洲さしう茫々ばう/″\として白し。何処どこやらに俚歌りかうたふ声あり。
花月の夜 (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
火環列島の砂洲デルタの上の都市
原爆詩集 (新字新仮名) / 峠三吉(著)