“さしう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
佐州33.3%
砂洲33.3%
緡売33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
取出し御身分の委細ゐさいこれに相認め御座候と差出さしいだす伊豆殿請取うけとつて開き見らるゝに佐州さしう相川郡あひかはごほり尾島村をじまむら淨覺院じやうかくゐんの門前に御墨附に御短刀相添てすて是有これありしを淨覺院先住せんぢう天道てんだう是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
調のへ一間へまねきて酒も餘程よほどまはりしころ常樂院申けるは各々方も御承知の如く是迄は拙僧の弟子と致し世をしのび給ひし天一坊樣は實は佐州さしう相川郡尾島村をじまむら淨覺院じやうがくゐんの門前にすてられ給ひしを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
浜のはうを望めば、砂洲さしう茫々ばう/″\として白し。何処どこやらに俚歌りかうたふ声あり。
花月の夜 (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
ゴミめのような棟割長屋の奥で、魚のように切られて死んでいるのを、あくる朝になってから、隣に住んでいる、まむし銅六どうろくという緡売さしうりの、いかさま博奕ばくちを渡世のようにしている男が見付け