“ばう/\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
茫々84.6%
忙々7.7%
蓬々7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、或朝あるあさはや非常ひじやう興奮こうふんした樣子やうすで、眞赤まつかかほをし、かみ茫々ばう/\として宿やどかへつてた。さうしてなに獨語ひとりごとしながら、室内しつないすみからすみへといそいであるく。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
此処の顔ものぞきたく、身は一つ心は千々に走せまはつて、匆々そう/\忙々ばう/\と茫然自失する折から人ををどり立たす様な奏楽そうがくの音起つて、舞踏室の戸は左右に開かれぬ。
燕尾服着初めの記 (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
ねえや、こえ、こえ。)といひながら、だるさうに持上もちあげて蓬々ばう/\へた天窓あたまでた。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)