“奏楽”の読み方と例文
旧字:奏樂
読み方割合
そうがく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、周囲しゅういうものは、あの可憐かれんないわつばめでなくて、人間にんげんうつくしい男女だんじょらでした。きくのはあらしのうたでなく、ピアノの奏楽そうがくでした。
しんぱくの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
宴会はそれから軽快な奏楽そうがくとともにはじまって、でてくる飲みものや食べるものの豪華なことといったら、隊員たちのどぎもをぬくにじゅうぶんであった。
怪星ガン (新字新仮名) / 海野十三(著)
此処の顔ものぞきたく、身は一つ心は千々に走せまはつて、匆々そう/\忙々ばう/\と茫然自失する折から人ををどり立たす様な奏楽そうがくの音起つて、舞踏室の戸は左右に開かれぬ。
燕尾服着初めの記 (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)