“顛落”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てんらく97.0%
まろびおつ3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
文字通り殺人的な混みよう(デッキにぶら下がった一人が、線路わきの電柱で頭を打って顛落てんらくし、即死したのを目撃したこともあった)
煙突 (新字新仮名) / 山川方夫(著)
けさがけに斬り放された浪人が、根株ばかりの泥田へ、横ざまに顛落てんらくするのを見ながら、道の上にひしめいていた人々は慄然りつぜんと色を喪った。
松風の門 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
... とてもかくてもこの外に、鼠をさがらんにかじ」ト、言葉いまだおわらざるに、たちまち「あっ」と叫ぶ声して、鴨居かもいより撲地はた顛落まろびおつるものあり。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)