トップ
>
間隙
>
すきま
ふりがな文庫
“
間隙
(
すきま
)” の例文
... 山王権現の
祟
(
たた
)
りも恐れ給はずや」ト、様々にいひ紛らし、
間隙
(
すきま
)
を見て逃げんと構ふるにぞ。鷲郎
大
(
おおい
)
に
焦燥
(
いら
)
ちて、「
爾
(
なんじ
)
悪猿、
怎麼
(
いか
)
に人間に近ければとて、かくはわれ
曹
(
ら
)
を侮るぞ。 ...
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
曾根が一人で訪ねて来たということは、ある目に見えない混雑を三吉の家の内へ
持来
(
もちきた
)
した。曾根は、戸の
間隙
(
すきま
)
からでも入って来て、何時の間にか三吉の前に坐っている人のようであった。
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
僅の
間隙
(
すきま
)
でも生ずれば——そこに彼等は自由を望んで反旗を翻すことは火を見るよりも明かなことではありませんか。麒麟も老ゆれば駑馬に劣るといふ譬のあることをお忘れなさいますな。
悲しき項羽
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
嘴
(
くちば
)
しを
容
(
い
)
れたいにも、更にその
間隙
(
すきま
)
が見附からない。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
“間隙”の意味
《名詞》
すき。あいだ。すきま。
なかたがい。不和。
(出典:Wiktionary)
間
常用漢字
小2
部首:⾨
12画
隙
常用漢字
中学
部首:⾩
13画
“間”で始まる語句
間
間違
間際
間々
間諜
間柄
間近
間道
間隔
間髪