“茅葭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かやよし50.0%
ちがや50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御顕示はわかったが、夏場になれば、茅葭かやよしのような強い草でさえ立枯れする。天水は三日ごとに四半刻ほどくださるだけ。山焼けはする。灰は降る。岩山ばかりで、土気つちけというものは更々さらさらない。
藤九郎の島 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
ひとくちに云えば貧困農村で、副産物の木炭、涸沢にのぼって来る季節の川魚の焼干し、屋根をくための茅葭ちがや、そして僅かなまゆなどで生活を支えてきた。
おごそかな渇き (新字新仮名) / 山本周五郎(著)