“もとより”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:モトヨリ
語句割合
元來25.0%
元来25.0%
勿論16.7%
原来16.7%
8.3%
性来8.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
元來もとよりぷくつゐなかそだちて他人たにんぜずのおだやかなるいへうちなれば
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
元來もとより人の住處すまひとして造られたりしところなれば、こゝにてはわれらの力に餘りつゝかしこにてはわれらが爲すをうること多し 五五—五七
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
されども元来もとより孝心深き大臣の、如何いかむごきことをなし得べき。
印度の古話 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
元来もとより夫の家は皆他人なれば、うらみそむき恩愛を捨る事易し。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
もっとも、毎夜毎夜大広間お廊下、お部屋お部屋へ立てつらねる燭台の油なのだから、一年二年と通算すればかなりの金額には上るけれど、それも何も、こんな席で論議さるべき問題では、勿論もとよりない。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「うそでこんなことがいえるか。ぜひ糸重を吉良へ世話してくれ。頼む。勿論もとより、五万三千石の弟の奥では困るから、そこはそれ、そちのいつもの伝で、要領よく、魚屋なり灰買いなり、仮親に立てて——。」
元禄十三年 (新字新仮名) / 林不忘(著)
原来もとより百物語に人を呼んで、どんな事をするだろうかと云う、僕の好奇心には、そう云う事をする男は、どんな男だろうかと云う好奇心も多少手伝っていたのである。
百物語 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
枝葉をそえ脱稿やきあげしも、原来もとより落語なるをもって。
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
小島宝素は志保の生後四十三年に其地に就いて求めたのに、何の得る所も無かつた。今志保の生後百十余年にして、これを蠧冊とさつの中に求めむは、その難かるべきこともとよりである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
性来もとより壮健の肉体が蕃地の気候に鍛練され猛獣と格闘することによって一層益〻壮健になり猿族と競争する事によって彼は恐ろしく敏捷となった。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)