“多助”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たすけ71.4%
だすけ14.3%
なすけ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平山はきのふあけ七つどきに、小者こもの多助たすけ雇人やとひにん弥助やすけを連れて大阪を立つた。そしてのち十二日目の二月二十九日に、江戸の矢部がやしきに着いた。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
でも貴方あんた口惜くやしくってなりやせん、胸が一ぺえになりやすという訳は、あんたの事を世間で泣き多助だすけ/\と云うから、どういう事だと思って人に様子を聞いて見れば、母様かゝさんが悪い顔べえしていて
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
すると相応さうおうあきなひもあるから、あきなだかうちよりめて置いて、これを多助なすけあづけたのが段々だん/\つもつて、二百りやうばかりになつた。
塩原多助旅日記 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)