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発燭
此地火一に
陰火といふ。かの
如法寺村の陰火も
微風の
気いづるに
発燭の火をかざせば
風気手に
応じて
燃る、
陽火を
得ざれば
燃ず。
此地火一に
陰火といふ。かの
如法寺村の陰火も
微風の
気いづるに
発燭の火をかざせば
風気手に
応じて
燃る、
陽火を
得ざれば
燃ず。
火燧をもて
発燭に火を
点じ
試に池中に
投いれしに、
池中火を
出せし事
庭燎のごとし。水上に火
燃るは妙法寺村の火よりも
奇也として
駅中の人々
来りてこれを
視る。