発燭つけぎ)” の例文
此地火一に陰火いんくわといふ。かの如法寺村によほふじむらの陰火も微風すこしのかぜいづるに発燭つけぎの火をかざせば風気ふうきおうじてもゆる、陽火やうくわざればもえず。
此地火一に陰火いんくわといふ。かの如法寺村によほふじむらの陰火も微風すこしのかぜいづるに発燭つけぎの火をかざせば風気ふうきおうじてもゆる、陽火やうくわざればもえず。
火燧ひうちをもて発燭つけぎに火をてんこゝろみに池中になげいれしに、池中ちちゆう火をいだせし事庭燎にはびのごとし。水上に火もゆるは妙法寺村の火よりも也として駅中えきちゆうの人々きたりてこれをる。
つゝの口に手をあてゝこゝろむるに少しく風をうくるのみ。発燭つけぎの火をかざせば忽然こつぜんとしてもゆることはじめの如し。あるじおきなが曰、この火夜はひるよりも燥烈はげしく、人のかほあをくみゆるといへり。
つゝの口に手をあてゝこゝろむるに少しく風をうくるのみ。発燭つけぎの火をかざせば忽然こつぜんとしてもゆることはじめの如し。あるじおきなが曰、この火夜はひるよりも燥烈はげしく、人のかほあをくみゆるといへり。