トップ
>
つけぎ
ふりがな文庫
“つけぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
附木
68.1%
付木
12.8%
燭奴
6.4%
発燭
4.3%
付火木
2.1%
漬木
2.1%
燐木
2.1%
附火木
2.1%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
附木
(逆引き)
茶店の
老爺
(
おやじ
)
も気の毒がって、炉辺のござまでめくって見せたけれども、
附木
(
つけぎ
)
っ
葉
(
ぱ
)
と、ごみと、
耳白
(
みみじろ
)
が三つばかりあるほかは何物もありませんでした。
大菩薩峠:37 恐山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
つけぎ(附木)の例文をもっと
(32作品)
見る
付木
(逆引き)
闇をたどって忍びやかに鈴鹿明神の
頓宮
(
とんぐう
)
に入りこんだ竜之助は、とりあえず荷物を
抛
(
ほう
)
り出して、革袋の中から火打道具と
蝋燭
(
ろうそく
)
と懐中
付木
(
つけぎ
)
とを探って、火をつけ
床
(
ゆか
)
に立てて
大菩薩峠:02 鈴鹿山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
つけぎ(付木)の例文をもっと
(6作品)
見る
燭奴
(逆引き)
その八百屋の前を通った時、お君さんの視線は何かの
拍子
(
ひょうし
)
に、葱の山の中に立っている、竹に
燭奴
(
つけぎ
)
を挟んだ
札
(
ふだ
)
の上へ落ちた。札には
墨黒々
(
すみくろぐろ
)
と
下手
(
へた
)
な字で、「
一束
(
ひとたば
)
四銭
(
よんせん
)
」と書いてある。
葱
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
つけぎ(燭奴)の例文をもっと
(3作品)
見る
▼ すべて表示
発燭
(逆引き)
此地火一に
陰火
(
いんくわ
)
といふ。かの
如法寺村
(
によほふじむら
)
の陰火も
微風
(
すこしのかぜ
)
の
気
(
き
)
いづるに
発燭
(
つけぎ
)
の火をかざせば
風気
(
ふうき
)
手
(
て
)
に
応
(
おう
)
じて
燃
(
もゆ
)
る、
陽火
(
やうくわ
)
を
得
(
え
)
ざれば
燃
(
もえ
)
ず。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
つけぎ(発燭)の例文をもっと
(2作品)
見る
付火木
(逆引き)
湯を沸かして、これから
蕎麦掻
(
そばが
)
きを馳走してやろうといい、七輪の欠けたようなものへ
木炭
(
すみ
)
をつぎ、
付火木
(
つけぎ
)
をくべ、火だねを作ってフウフウと火を吹きはじめる。
宮本武蔵:04 火の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
つけぎ(付火木)の例文をもっと
(1作品)
見る
漬木
(逆引き)
濁江
(
にごりえ
)
や
漬木
(
つけぎ
)
の陰のかきつばた 東賀
古句を観る
(新字新仮名)
/
柴田宵曲
(著)
つけぎ(漬木)の例文をもっと
(1作品)
見る
燐木
(逆引き)
枯枝の先に
襤褸
(
ぼろ
)
をつけて、どっぷりと油を
浸
(
ひた
)
し、それを、火口から幾つも抛りこんで、ぱッと、
燐木
(
つけぎ
)
の
焔
(
ほのお
)
を投げこんだ。
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
つけぎ(燐木)の例文をもっと
(1作品)
見る
附火木
(逆引き)
信長がそれを
刈
(
か
)
り、秀吉が
束
(
たば
)
ね、家康が地ならしと建築にかかりかけているが、まだ、まだ、危ないことは、
附火木
(
つけぎ
)
の火一ツで、天下を火となさんず気ぶりも
蒸々
(
むしむし
)
と、西には満ちている。
宮本武蔵:07 二天の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
つけぎ(附火木)の例文をもっと
(1作品)
見る