“脂下”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やにさが77.8%
やにさ22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
緑雨は恐らく最後のシャレの吐きえをしたのを満足して、眼と唇辺に会心の“Sneer”をべて苔下にニヤリと脂下ったろう。
斎藤緑雨 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
無事是貴人とかえて、懐手をして座布団から腐れかかった尻を離さざるをもって旦那の名誉と脂下って暮したのは覚えているはずだ。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
自分の手柄に脂下がる万七に案内されて、ともかくも、引取手もなく、を掛けたままにしてある二人の死骸を見ました。
西門慶は「その道にかけての俺を今知ったか」といわぬばかりに、ヘラヘラ脂下がった顔してその日は戻って行った。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)