トップ
>
脂下
ふりがな文庫
“脂下”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
やにさが
79.2%
やにさ
20.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やにさが
(逆引き)
緑雨は恐らく最後のシャレの吐き
栄
(
ば
)
えをしたのを満足して、眼と
唇辺
(
くちもと
)
に会心の“Sneer”を
泛
(
うか
)
べて苔下にニヤリと
脂下
(
やにさが
)
ったろう。
斎藤緑雨
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
無事是貴人
(
ぶじこれきにん
)
とか
称
(
とな
)
えて、
懐手
(
ふところで
)
をして
座布団
(
ざぶとん
)
から腐れかかった尻を離さざるをもって旦那の名誉と
脂下
(
やにさが
)
って暮したのは覚えているはずだ。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
脂下(やにさが)の例文をもっと
(38作品)
見る
やにさ
(逆引き)
自分の手柄に
脂下
(
やにさ
)
がる万七に案内されて、ともかくも、引取手もなく、
筵
(
むしろ
)
を掛けたままにしてある二人の死骸を見ました。
銭形平次捕物控:091 笑い茸
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
西門慶は「その道にかけての俺を今知ったか」といわぬばかりに、ヘラヘラ
脂下
(
やにさ
)
がった顔してその日は戻って行った。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
脂下(やにさ)の例文をもっと
(10作品)
見る
脂
常用漢字
中学
部首:⾁
10画
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“脂”で始まる語句
脂
脂肪
脂汗
脂粉
脂切
脂臭
脂肉
脂身
脂気
脂燭
検索の候補
皮下脂肪
“脂下”のふりがなが多い著者
中里介山
内田魯庵
野村胡堂
谷崎潤一郎
中島敦
佐々木邦
三遊亭円朝
徳田秋声
泉鏡花
夏目漱石