トップ
>
脂臭
ふりがな文庫
“脂臭”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
やにくさ
54.5%
あぶらくさ
36.4%
やにくせ
9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やにくさ
(逆引き)
私は、私の息が
脂臭
(
やにくさ
)
くなつて居はしないかと怖れ出した。私はそれが伯父達にかゝらないやうにと常にこまかい注意を払つて居た。
世の中へ
(新字旧仮名)
/
加能作次郎
(著)
脂臭(やにくさ)の例文をもっと
(6作品)
見る
あぶらくさ
(逆引き)
ある冬の日の暮、
保吉
(
やすきち
)
は
薄汚
(
うすぎたな
)
いレストランの二階に
脂臭
(
あぶらくさ
)
い焼パンを
齧
(
かじ
)
っていた。彼のテエブルの前にあるのは
亀裂
(
ひび
)
の入った
白壁
(
しらかべ
)
だった。
保吉の手帳から
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
脂臭(あぶらくさ)の例文をもっと
(4作品)
見る
やにくせ
(逆引き)
「
脂臭
(
やにくせ
)
え
呼吸
(
いき
)
だと言はつしやるが、おいら死ぬ時や
呼吸
(
いき
)
引き取りますだよ。」
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
脂臭(やにくせ)の例文をもっと
(1作品)
見る
脂
常用漢字
中学
部首:⾁
10画
臭
常用漢字
中学
部首:⾃
9画
“脂”で始まる語句
脂
脂肪
脂下
脂汗
脂粉
脂切
脂肉
脂身
脂気
脂燭
“脂臭”のふりがなが多い著者
田中英光
加能作次郎
薄田泣菫
芥川竜之介
吉川英治
泉鏡花
野村胡堂