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やにくさ
ふりがな文庫
“やにくさ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
脂臭
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
脂臭
(逆引き)
面喰
(
めんくら
)
った
慌
(
あわただ
)
しい中にも、忽然として、いつぞのむかし吉原の横町の、ずるずる
引摺
(
ひきず
)
った青い
裳
(
すそ
)
と、
紅
(
あか
)
い
扱帯
(
しごき
)
と、
脂臭
(
やにくさ
)
い吸いつけ煙草を
憶起
(
おもいおこ
)
すと、憶起す要はないのに、独りで恥しくなって
薄紅梅
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
その日は夏の晴天で、
脂臭
(
やにくさ
)
い
蘇鉄
(
そてつ
)
のにおいが寺の庭に充満しているころだったが、例の急な石段を登って、山の上へ出てみると、ほとんど意外だったくらい、あの大理石の墓がくだらなく見えた。
樗牛の事
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
爺さんは安煙草の
脂臭
(
やにくさ
)
い口をして言つた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
やにくさ(脂臭)の例文をもっと
(6作品)
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