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あぶらぎ
ふりがな文庫
“あぶらぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
脂切
56.0%
膏切
24.0%
油切
8.0%
脂漲
4.0%
脂肪切
4.0%
膄
4.0%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
脂切
(逆引き)
年の頃は五十前後、充分に
脂切
(
あぶらぎ
)
つて、ギラギラする袷や、
銀鎖
(
ぎんぐさり
)
の逞ましい煙草入や、身の廻りの物一つ/\にも、馬鹿々々しい見得が
溢
(
あふ
)
れて居ります。
銭形平次捕物控:180 罠
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
あぶらぎ(脂切)の例文をもっと
(14作品)
見る
膏切
(逆引き)
待つ間ほどなく現われたのは、剃り立ての坊主頭の
被布
(
ひふ
)
を
纏
(
まと
)
った肥大漢で、年は五十を過ぎているらしく、銅色をした大きな顔は
膏切
(
あぶらぎ
)
ってテカテカ光っている。
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
あぶらぎ(膏切)の例文をもっと
(6作品)
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油切
(逆引き)
朝
(
あさ
)
には
患者等
(
くわんじやら
)
は、
中風患者
(
ちゆうぶくわんじや
)
と、
油切
(
あぶらぎ
)
つた
農夫
(
のうふ
)
との
外
(
ほか
)
は
皆
(
みんな
)
玄關
(
げんくわん
)
に
行
(
い
)
つて、一つ
大盥
(
おほだらひ
)
で
顏
(
かほ
)
を
洗
(
あら
)
ひ、
病院服
(
びやうゐんふく
)
の
裾
(
すそ
)
で
拭
(
ふ
)
き、ニキタが
本院
(
ほんゐん
)
から
運
(
はこ
)
んで
來
(
く
)
る、一
杯
(
ぱい
)
に
定
(
さだ
)
められたる
茶
(
ちや
)
を
錫
(
すゞ
)
の
器
(
うつは
)
で
啜
(
すゝ
)
るのである。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
あぶらぎ(油切)の例文をもっと
(2作品)
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▼ すべて表示
脂漲
(逆引き)
彼は自分の親指と人差指がいつもよりも大層
脂漲
(
あぶらぎ
)
って変な感じがした。若い尼の顔の上の脂が彼の指先に粘りついたのかもしれない。
阿Q正伝
(新字新仮名)
/
魯迅
(著)
あぶらぎ(脂漲)の例文をもっと
(1作品)
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脂肪切
(逆引き)
鳶
(
とび
)
が出るか、
鷹
(
たか
)
が出るか、難産中で
今日
(
いま
)
の処は何とも言へぬが、三十三四の、
脂肪切
(
あぶらぎ
)
つた未亡人を主人公に、五六十回続けて見ようと思ふが、問題が問題であるから
未亡人と人道問題
(新字旧仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
あぶらぎ(脂肪切)の例文をもっと
(1作品)
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膄
(逆引き)
彼等は、屍の腹の皮の上に要塞を築いたが、そこが一番
膄
(
あぶらぎ
)
っているからである。彼等はこんなことを選択するのに、非常に悧巧である。
不周山
(新字新仮名)
/
魯迅
(著)
あぶらぎ(膄)の例文をもっと
(1作品)
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