“大盥”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおだらい71.4%
おほだらひ21.4%
おおたらい7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
身体検査にその女の身内熱きか否かをる法あり、大盥おおだらいに水の冷たいのを入れてその中に坐せしむると吸い込む故、それだけ水面が降る。
半分はんぶんえる土間どまでは二十四五のをんな手拭てぬぐひ姉樣ねえさまかぶりにしてあがりがまちに大盥おほだらひほどをけひか何物なにものかをふるひにかけて專念せんねんてい其桶そのをけまへに七ツ八ツの小女こむすめすわりこんで見物けんぶつしてるが
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
さいわいに井戸の水は良いので、七月からは湯殿で行水を使うことにした。大盥おおたらいに湯をなみなみと湛えさせて、遠慮なしにざぶざぶ浴びてみたが、どうも思うように行かない。
風呂を買うまで (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)