“篩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふるい48.8%
ふる40.7%
ふるひ9.3%
1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
厳密に、史実として、ふるいにかけると、たとえ二天記や小倉碑文に書かれてある事項でも、どの程度の真実性があるかということになる。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鍬入れて、しゞふるひて、掻きならす土はよき土。春雨のよべのしめりに、けさ蒔くや、種子はひなげし、金蓮花、伊勢のなでしこ。
(新字旧仮名) / 北原白秋(著)
とちは八月じゆくしておつるをひろひ、てのちかはかし、手にもみてあらきふるひにかけて渋皮しぶかはをさり、ぬのをしきてにしたるをおき、よくならし水をうちてしめらせ
狭い掘割の両側には種々しゆじゆな樹が繁つて、それが月の光をして、美しいきらめきを水に投げた。はしんとして居た。ところ/″\にかゝつてゐる船のとまの中からは灯が見えた。
(新字旧仮名) / 田山花袋(著)