“ふるい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
篩77.8%
震5.6%
古井5.6%
慄1.9%
古1.9%
布塁1.9%
戦慄1.9%
痙攣1.9%
顫1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
暫(しばら)く溜めて日に干しておくとカラカラになりますから擂鉢(すりばち)かあるいは石臼(いしうす)で搗(つ)き砕いて篩(ふるい)で幾度(いくど)も篩いますと立派なパン粉が出来ます。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
抽斎はこの日に比良野の家から帰って、五百(いお)に「比良野は実に立派な侍(さむらい)だ」といったそうである。その声は震(ふるい)を帯びていたと、後に五百が話した。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
工手は古井(ふるい)と呼んだ。二人とも発火直後のまだ興奮のさめきらぬうちに、このような事件にぶつかったためかひどくうろたえて落着を失ってた。しかし落着を失ったのは、二人ばかりではなかった。
坑鬼 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
我(われ)慄(ふるい)に襲はる。涙(なみだ)相踵(つ)いで堕(お)つ。
慄(ふるい)に起つことであろう。
古(ふるい)作品には非常によいものがあります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
平井山の本営を降りて、敵の牙城(がじょう)、三木の城に対峙(たいじ)している味方の前線布塁(ふるい)を、彼は一わたり見て帰って来た。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さもなければ、自分から走り寄って詫びようかとも思って迷う様子であったが、しかし、脅(おび)えた小鳥の心臓のように、まだ強い戦慄(ふるい)が止まないで、体は他人(ひと)のもののようだった。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのうちに手足に痙攣(ふるい)が来て、吃逆(しゃっくり)をするような真似をひとつすると、それで縡(ことぎ)れてしまった。
冷たい嘲(あざけり)を含んだ声が顫(ふるい)を帯びて聞えて来た。
一握の髪の毛 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)