戦慄ふるい)” の例文
旧字:戰慄
さもなければ、自分から走り寄って詫びようかとも思って迷う様子であったが、しかし、おびえた小鳥の心臓のように、まだ強い戦慄ふるいが止まないで、体は他人ひとのもののようだった。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)