“ふるえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:フルエ
語句割合
戦慄47.1%
古枝11.8%
11.8%
11.8%
古江5.9%
古画5.9%
震動5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
待ちには待っていたが、手厚く連れてこられるものとして待ちかまえていた女たちはそれを見ると戦慄ふるえた。
古枝ふるえの空をゆきかへり
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
そのふるえが胸に響く。
売色鴨南蛮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
旅人の歌調は太く、余り剽軽ひょうきんに物をいえなかったところがあった。讃酒歌さけをほむるうたでも、「猿にかも似る」といっても、人を笑わせないところがある。旅人の歌調は、ふるえが少いが、家持の歌調よりも太い。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
時平を神に祀ったというお社は、また下野しもつけ古江ふるえ村にもありました。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
この附近には古画ふるえや古本や文房具の類をあきなっている店が軒を並べて一廓いっかくしている町がある。
不吉の音と学士会院の鐘 (新字新仮名) / 岩村透(著)
石段を上って来て、火事見舞を言いに寄るものもあった。正太は心の震動ふるえおさえかねるという風で
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)