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戦慄
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ふるえ
ふりがな文庫
“
戦慄
(
ふるえ
)” の例文
旧字:
戰慄
栞を
介
(
かか
)
えている頼母の姿は、数ヵ所の
浅傷
(
あさで
)
と、敵の返り血とで、
蘇芳
(
すおう
)
でも浴びたように見えてい、手足には、極度の
疲労
(
つかれ
)
から来た
戦慄
(
ふるえ
)
が起こっていた。
血曼陀羅紙帳武士
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
待ちには待っていたが、手厚く連れてこられるものとして待ちかまえていた女たちはそれを見ると
戦慄
(
ふるえ
)
た。
旧聞日本橋:07 テンコツさん一家
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
と寂しそうに御笑なすって、湧上がる胸の
嫉妬
(
しっと
)
を隠そうとなさいました。御顔こそ御笑なすっても、深い
歎息
(
ためいき
)
や
玻璃盞
(
コップ
)
を御持ちなさる手の
戦慄
(
ふるえ
)
ばかりは隠せません。
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
善吉はしばらく考え、「どうなるんだか、自分ながらわからないんだから……」と、青い顔をして、ぶるッと
戦慄
(
ふるえ
)
て、吉里に酒を注いでもらい、続けて三杯まで飲んだ。
今戸心中
(新字新仮名)
/
広津柳浪
(著)
八日目に
草臥
(
くたびれ
)
て虎も昼寝するを見澄まし、ファッツ
徐々
(
そろそろ
)
下りる音に眼を
寤
(
さま
)
して飛び懸る、この時
晩
(
おそ
)
しかの時早くファッツが
戦慄
(
ふるえ
)
て落した懐剣が虎の口に入って虎を殺した
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
▼ もっと見る
僕はひとり
言
(
ごち
)
ながらさっそく牛舎に行ってみた。熱もあるようだ。
臀部
(
でんぶ
)
に
戦慄
(
ふるえ
)
を感じ、毛色がはなはだしく衰え、目が
闇涙
(
あんるい
)
を
帯
(
お
)
んでる。僕は一見して見込みがないと思った。
去年
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
その浮藻といえば面影やつれ、目には涙、唇には
戦慄
(
ふるえ
)
、小鳥のようにおどおどしている。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
三吉は独りで自分の身体の
戦慄
(
ふるえ
)
を見ていた。
家:02 (下)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
“戦慄”の意味
《名詞》
戦 慄(せんりつ)
恐ろしさのために震えること。わななくこと。
(出典:Wiktionary)
“戦慄”の解説
戦慄(せんりつ)は、2007年にエールから発売されたパチスロ(5号機)。保通協に登録された型式名は戦慄DD。
(出典:Wikipedia)
戦
常用漢字
小4
部首:⼽
13画
慄
常用漢字
中学
部首:⼼
13画
“戦慄”で始まる語句
戦慄的