“あぶらあせ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
膏汗45.0%
脂汗41.4%
油汗9.9%
膩汗3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だが、あたしの弱かつたのはお灸のせゐだとでは思つてゐる。なぜならば、膏汗精根を五ツ六ツのころからりつくしてゐるのだ。
お灸 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
その沈黙はたちまちのように、色を失った陳の額へ、冷たい脂汗を絞り出した。彼はわなわなえる手に、戸のノッブを探り当てた。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
彼の郷里熊本などは、昼間は百度近い暑さで、夜も油汗が流れてやまぬ程蒸暑い夜が少くない。蒲団なンか滅多に敷かず、一枚で、真裸に寝たものだ。此様でも困る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
それが凡て真黒な肌に膩汗をにじませて、気違いの様に盲目滅法に廻転しているのだ。
パノラマ島綺譚 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)