“ちりょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
治療76.9%
治領23.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
現今げんこんでは精神病者せいしんびょうしゃ治療ちりょう冷水れいすいそそがぬ、蒸暑むしあつきシャツをせぬ、そうして人間的にんげんてき彼等かれら取扱とりあつかう、すなわ新聞しんぶん記載きさいするとおり、彼等かれらために、演劇えんげき舞蹈ぶとうもよおす。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
それが欧州大戦おうしゅうたいせん以後、特に外科医げかいの方で注意され問題にされ研究けんきゅうされて、今日こんにちでは一つの新療法しんりょうほうとして、特殊とくしゅな外科的結核症けっかくしょう真珠工病オステオミエリチスなどというものの治療ちりょうに使う人が出てきた。
蛆の効用 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
能登守のとのかみに叙任され、任地では、地方奉行として、抜群の実績をあげた。法を護持し、管下の民を愛することにおいては、治領ちりょうの境を接しあっている紀州家をあいてに屈しなかったことすらある。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)