“洗馬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せば92.3%
あらいうま7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
せしとて甚だ通なりかつ出立しゆつたつの時に曰く木曾海道美人に乏し和田峠西もちや村の餅屋に一人また洗馬せばに一人あり洗馬のはわれ未だ其比を
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
この六月には洗馬せばから出発して、戸隠とがくしに参詣して七月末に北信に向かったことが、「来目路くめじの橋」というのに詳しく記してある。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
不時のご用を仰せ付かって、信州高島諏訪因幡守の許へ、使者に立った萩原主水は、首尾よく主命も果たしたので、白馬に鞭打ち従者を連れ、木曽路を洗馬あらいうままで走らせて来た。
稚子法師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)