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伝馬町
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でんまちょう
ふりがな文庫
“
伝馬町
(
でんまちょう
)” の例文
旧字:
傳馬町
そのも一つ先になると、浅草
溜
(
だめ
)
といって不浄の別荘地——これは
伝馬町
(
でんまちょう
)
の牢屋で病気に
罹
(
かか
)
ったものを下げる不浄な世界——そのお隣りが不夜城の吉原です。
幕末維新懐古談:11 大火以前の雷門附近
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
「兄の
香三郎
(
かさぶろう
)
が、親分の縄に掛って、
伝馬町
(
でんまちょう
)
に送られてから、世間の人は私を相手にしてくれません」
銭形平次捕物控:024 平次女難
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
重罪犯の夫婦が
伝馬町
(
でんまちょう
)
の牢内へはいった事がある、
素
(
もと
)
より男牢と女牢とは別々であるが、
或
(
ある
)
夜女牢の方に眠りいたる女房の元へ夢の如く、亭主が姿を現わし、
自個
(
おれ
)
も
近々
(
ちかぢか
)
年が明くから
枯尾花
(新字新仮名)
/
関根黙庵
(著)
一方の川の
端
(
はし
)
は材木の置場である、何でも人の噂によると、その当時
取払
(
とりはら
)
いになった、
伝馬町
(
でんまちょう
)
の牢屋敷の
木口
(
きくち
)
を
此処
(
ここ
)
へ持って来たとの事で、中には血痕のある
木片
(
きぎれ
)
なども見た人があるとの
談
(
はなし
)
であった
白い蝶
(新字新仮名)
/
岡田三郎助
(著)
伝馬町
(
でんまちょう
)
の大牢まで近いから、千両箱を五つ持って、どこへも行けるわけはねえ、幸い用意した河童の塩漬、あの中へ隠して、小判の塩漬などは良い智恵じゃありませんか
銭形平次捕物控:055 路地の小判
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
“伝馬町”の解説
伝馬町(てんまちょう)とは、江戸時代の城下町に置かれた町。伝馬役と呼ばれる領主(幕府・藩)のための伝馬およびそれに関連した夫役を負担していた。
今日でも「伝馬町」と称される地名が日本各地に残されている。
(出典:Wikipedia)
伝
常用漢字
小4
部首:⼈
6画
馬
常用漢字
小2
部首:⾺
10画
町
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
“伝馬町”で始まる語句
伝馬町屋
伝馬町通