“挙止”のいろいろな読み方と例文
旧字:擧止
読み方(ふりがな)割合
きょし57.1%
とりなし14.3%
ものごし14.3%
とりなり7.1%
ようす7.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“挙止”を含む作品のジャンル比率
文学 > 英米文学 > 小説 物語(児童)5.3%
歴史 > 伝記 > 日本4.2%
文学 > 中国文学 > 小説 物語0.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
平常は書をよみ、挙止きょし物静かで、よく人に愛賢あいけんを持っていたので、ここでも、
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼らの挙止きょしの礼は、九重ここのえ清涼せいりょうと何ら変らないが、二人の衣冠は、ぼろぼろだった。鼠の巣を鼠の影がちょろちょろ出入りしているようであった。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その物言いもはきはきしていて、その挙止とりなしも愛らしかった。
「いゝえよ、吾妻はこゝで死んだんだ。」小倉はしみ/″\した挙止とりなしで「火に追われて小梅からこゝへ逃げたんだ。——土手へさえ出ればいゝと思ったのがあの男の運のつきだったんだ。」
春泥 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
それから、その子よりは大きい子で、あの子の話をきもせず聞いている子も一人ございます。女主人などは、あの子をまるで非人ペエリア扱いにしていますが、でも、あの子は王族の血でもひいてるような挙止ものごしをしています。
そんな気持でしているのではないかもしれないが、そしてそうでない証拠にはすべての挙止ものごしがいかにもこだわりのない自然さを持っているのだが、後れ毛一つ下げていないほどそれを清く守っているのを見ると、どこといってつけ入る隙もないように見えた。
星座 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
挙止とりなりきゃんにして、人をおそれざる気色けしきは、世磨よずれ、場慣れて、一条縄ひとすじなわつなぐべからざる魂を表わせり。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その内には雨も降る風も吹く、果は十銭五銭の車代にも差支え、同宿の誰れ彼れに当座借の二三度は仕たが、この頃の貞之進の挙止ようすが尋常でないので、かつて貞之進をせびり続けた悪太原あくたばらの如きに至っては
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)