“遊離”の読み方と例文
読み方割合
ゆうり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一家中という大勢から遊離(ゆうり)して、一藩の主脳でも一列の主体者でもない、孤(みなしご)のごとき一箇の人間として挙止(きょし)するような姿がまま見られた。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
するや否(いな)やうれしくなる。涙を十七字に纏(まと)めた時には、苦しみの涙は自分から遊離(ゆうり)して、おれは泣く事の出来る男だと云う嬉(うれ)しさだけの自分になる。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
遊離(ゆうり)窒素をも利用することが出来るように拵(こし)らえて置いて下さったのであるけれども、人間はただそれに気がつかぬだけだ、と私は解釈するに至ったのです。
人工心臓 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)