“しじふ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
四十50.0%
一什30.0%
始終10.0%
仔什10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのとき矢來やらいはうから武士ぶし二人ふたりて、二人ふたりはなしながら、通寺町とほりてらまちはうへ、すつととほつた……四十しじふぐらゐのと二十はたちぐらゐの若侍わかざむらひとで。——るうちに、郵便局いうびんきよくさかさがりにえなくなつた。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ガラツ八は昨夜からの一一什しじふを打明けて、親分の平次の智慧を借りました。
「ふふふ、あやしいもんだわ。始終しじふそんな道具立だうぐだてばかりなすたつて、お仕事しごとはうはちつともはこばないぢやないの」
画家とセリセリス (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
始終しじふ支拂しはらひにらずちな月末つきずゑまでにもう十とないあき夕方ゆふがただつた。
画家とセリセリス (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
「その上、果し合ひに卑怯なことの無かつたことを見屆けさせる爲に、生き證人として、下男の爲吉を隣の部屋に隱し、そつと一仔什しじふを覗かせて置いた」