四十しじふ)” の例文
それは下町したまち相場さうばとてをりかへしてるはなかりき、さるほどにこのほどのあさまだき四十しじふちかかるべき年輩としごろをとこ紡績織ばうせきおり浴衣ゆかたすこいろのさめたるを
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
そのとき矢來やらいはうから武士ぶし二人ふたりて、二人ふたりはなしながら、通寺町とほりてらまちはうへ、すつととほつた……四十しじふぐらゐのと二十はたちぐらゐの若侍わかざむらひとで。——るうちに、郵便局いうびんきよくさかさがりにえなくなつた。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
古足袋ふるたび四十しじふもむかし古机ふるづくゑ
自選 荷風百句 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
とし四十しじふとなりたまへども。
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
繪草紙屋ゑざうしや四十しじふ島田しまだ。」
神楽坂七不思議 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
とし四十しじふとなりたまへども
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
午前二時四十しじふ二分。
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)